マーニャ編、完結

・ておくれP


(超ネタバレ)




なんという…。


なんという結末…。



まさに美希にとってのBADエンド。ピサロやロザリーの知らぬところで体を張り、ロザリーヒルを守り抜き、そして闇に身を侵されたまま去って行く…。救いは!?美希に救いは無いんですか!?
あくまのしっぽの呪い効果で欲望のままに動き回り、我々を笑わせ和ませてくれたちょっと前までの話との凄まじい落差…。これが、これこそがアイマスエストなんだと改めて思い知りました。



考えてみればですね。7章18話の時点で既に美希の金髪化とメラゾーマは描写されていたわけです。
あそこは一体どういうことなのかと誰もが頭を悩ませたハズ。
その答えが進化の秘法を解読したことによる【黄金=金=金髪化】の危険な魔力練成だなんて誰が想像したことでしょう。
いや、何度も何度も見返す濃い視聴者の多いアイマスエストですからひょっとしたら幾人かは想像がついていたかも知れません。
しかし、この突拍子も無いとも言える金髪化で黄金、という演出にこのマーニャ編のほぼ全てを使って説得力を持たせてしまうという緻密っぷりにはもうホント頭が上がりません。
魔力を練り上げ新呪文を習得し、マジックアイテムとも言えるオーリンの義手義足を作ったり、石版を解読して割ってしまったり、人真似でドラゴラムを使えるようになり、失敗に終わるも呪文合成まで成そうとしたり、あやかしの笛の模造品まで作ってしまったりと、とにかく話数とエピソードを積み重ねて練り上げたこれだけの天才描写。これが「話に説得力を持たせる」と言うことなのか…。



ああ、そう言えば今話に挙げた7章18話のサブタイトル覚えてます?確認してゾッとしましたよ。


『闇、身に纏いて戦う者』


雪歩が呪いから解き放たれる回ではあるもの、実はその裏で闇を身に纏って戦う者がもう1人いたというね。
どんだけ緻密にシナリオ練り上げてるんですかこれ…。



この闇の力で集めた魔力は炎の魔物でさえも焼き尽くす強力さ。しかも青い炎とは見た目にも強そうであり違いを表すにもばっちり。これもまた拘った演出なんだろうなぁ。そしてメラゾーマを放つポーズのカッコいいことと言ったら!
おそらくておくれP1人では困難だったに違いない技術革新の数々。支援チームの皆さんの頑張りにもまた頭が下がる思いです。
(しかし、ここで使われているSEが呪文失敗の時と同じ効果音なんですよね。これは本来この世界に用意されているのとは違う呪文の発動のさせ方、という解釈でいいのかしら。謎。)



また、こうした呪文方面での天才性と共に、マーニャ編序盤で習得したジプシーダンスが美希1人で戦い続けられた理由としてしっかり描かれていることも凄い点。
回復手段が無ければ当たらなければいいじゃない、と言ったかどうかはさだかではありませんが、この華麗なステップがなかったらいくら強大な魔力を扱えたと言ってもあの大量の魔物集団に押しつぶされていたであろうことは想像に難くないわけですから。



こうして、闇に飲み込まれそうになりつつもなんとかロザリーヒルを守りきった美希。
ピサロの姿を認めていずこかへと姿を消してしまったわけですが…。



そこで来るのか閣下!!



おそらくは誰が進化の秘法を使っているのか確認しに行ったのだとは思いますが、闇に惹かれているようにも見える美希。果たして閣下と合間見えるのか否か。そしてもし会ったとすればその時は何が起こるのか。
ああ、そしてついにあの第八章サブタイトルが表示された時の興奮たるや。
「ついにここまで来たか!!」というもの凄い期待感がいやがおうにも膨らむと言うものです。
組み込まれた数々の伏線がいかに収束していくのか。そして元ゲームのイベントはどのように消化していくのか。


本当に楽しみでならない「アイマスエストⅣ 第八章」は1月下旬スタート予定!!