『青き鳥は飛び立つ。家族を、宿る者達を守るために。』

・(・A・)P

来てしもうた。
『S H IDOLM@STER』第七章もいよいよ佳境。
それ即ち、カタルシスと感動が襲ってくるということだ。


(超ネタバレ注意!)


どういう経緯を経て2人の中にその「残響」が残っていたのかは次回に譲るとして、様々な偶然が重なり合い「家族」を救うことが出来たリン。
そしてアイドル達の中で「家族」という言葉に最も深い関わりがあるチハヤ。
この2人が力を合わせキーパー強制停止までの道筋を作り、そしてロアゾォブルー全員の絆がもたらしたミッションの成功。目に熱いものがこみ上げてくるのを止めることは出来ません。流れが最高すぎる…!



以前にFMSに取り込まれかけたのがチハヤであること。
ヒビキが用いた精神波を叩き付けるという手法から繋がったリンとの邂逅。
アズサがいるからこそ使えるフルアクセスという危険な手段。
更には、今回少しだけ出てきたチハヤの過去。



もうね、話の繋がり方が美しすぎるでしょう、と。
必然性と伏線が見事に交じり合い、描き出した最高の展開。
キーパーが何故パワーモジュールのあるポイントへ向かったか、リンの「残響」がいかにして双子の精神の中へ受け継がれていたかなどは勿論次回、第七章最終話で明らかになることでしょう。
そうした未だ明かされない疑問点を抜きにしても、今回は胸が熱くなる回でした。



思いもかけず双子と出会い、救出に力を貸すことが出来たリン。
その最後の役目を果たした顔は。
これから消えるというのに。
確かに、笑っていました。



さようなら、リン。
そして、ありがとう。

                                                                                      • -


そしてロアゾォブルーメンバーのみんなもそれぞれの見せ場が用意されていて、こちらも良かったです。
前述のアズサは当然としても、「ふてぶてブー」で肩の力を抜いてくれたヤヨイ、完璧なバックアップとツッコミを見せるイオリ、シリーズファンなら思わずニヤリの台詞に伏線もチラと匂わせたマコト、司令官を気遣いムーバ部隊や細かい補佐で部隊を支える副官フィリップ。
誰1人欠けてもこのミッションの成功はなかっただろうと思わせる会話の数々に働きっぷり。いい部隊に育ったなぁ…。


次章以降はここにアミマミも加わることになるでしょうが、果たして彼女らにはどんな役割が任されるのか。そして、どんな活躍を見せてくれるのか。
こちらも(気が早いですが)今から楽しみでなりません。



さぁて、長く続いた第七章も次回が最終話。
その結末、みんなで楽しみに待っていましょうか。