だらだらとぷよm@s語り(主に亜美真美編)



こう、なんとなく唐突に語りたくなる時があるわけで。
念のために断っておきますが、1視聴者である私の独断と偏見に基づいた内容ですので、色々と的外れだったり言われなくても知ってるがな、とかいう苦情等々にはお受けできませんので悪しからずw
まぁ、妄想垂れ流しみたいなもんだと思っていただければ…。


本編を全部見てる方しか見ちゃダメよ。
遠慮なくネタバレしてるからね。




さてさて、今回書いておきたくなったのは「ぷよm@s」内における亜美真美の扱いについてです。
強敵と戦う役目を担わされ続け、いつしか「かませ犬デュオ」というありがたくない称号まで手に入れてしまった双子。5連鎖や4連鎖ダブルが手早く組めるほどの実力だからこそ、独自の連鎖法を持ち実力で2人を上回る美希や千早や律子といった上位勢の強さを引き立たせる格好の相手として初期から重宝?されているわけですが……。


一見では一緒にいるシーンが多いことも手伝って「2人で1人」のような扱いとなっている亜美真美。しかし細かく見ていくと実は明確な差別化がなされていることに気が付きます。


一番顕著、というか分かりやすい場面が



小鳥さんの最初のランク付けで亜美が5位、真美が4位とされた理由。
この「熱くなりやすい」という理由は直後の「ですよねーwww」弾幕に表れている通り割とみんなの共通認識。
アイマス作中においても真美が1歩引いて物事を客観的に見れる視点を持っているからこそかも知れませんが、とにかく亜美は真美と比べて感情的になりやすい傾向が。
それは「ぷよm@s」内の鱈Pの描写でも変わらず、例えばPart1で小鳥に上から目線で言われた時に「トカチーン」と来て春香を練習相手に特訓だー!となったのを皮切りに、2人一緒に頭に来る場面よりも亜美単独で突っかかっていくシーンが多い。


(Part10、律子に挑発され亜美はこの態度。続けてぷよることに)


(一方、律子の1戦を目にした真美は冷静な判断。負けるビジョンが見えている)


こうした感情的になりやすいキャラは得てして話を動かしやすくしたり、前に進めるための始動キーになりやすい。「このキャラなら当然こう動くだろう」という予測が立てやすいのだ。シナリオを書く側からすれば便利な人物像と言えるだろう。
ぷよぷよに関するモチベーションが高いこともあるが、「ぷよm@s」内で皆勤賞を続ける亜美真美の出番が多い理由の一端かも知れない。



亜美は「熱くなりやすい」。
では、真美は?
上に書いたように客観的に見れるが故、真美には亜美以上の「観察力」が備わっている、というのが私の見方だ。



(Part2、連鎖を研究中の2人。ぷよ譜からよりいい方法を見つけ出す)



(Part11、春香vs千早戦後。ランキング戦で勝ったほうと座っていた位置を把握していたのは真美1人。真美の閃きの根拠を聞くまで誰も念頭に置いてなかった)



(Part14、プロデューサーと小鳥の次に「昇竜ぷよ」が出来たことに気付く。「昇竜ぷよ」を作中で用いた亜美ではない)



こうした「気付き」の描写は当然亜美にもあるが(Part4で『デスタワー』がペチペチに弱そうと思いついたのは戦った真美ではなく亜美である)、亜美のそれと比べて真美の「気付き」の回数は明らかに多い。


(Part9、亜美の気付きの1つである「まわし」の会得。「まわし」は必ず描写しておかなければならないのでこのタイミングで出すのも上手いところであるが亜美に気付かさせる、というのは後の展開も意図したものか?)



そして決定的な「気付き」の場面がPart12にある。
それがここだ。




そう、ここまでシーンが進んだ中で解説に回っている2人を除き美希の意図に気付いたアイドルは真美だけ。千早でさえこのシーンではまだ気付いてないのである(【緑黄】を置いた後のネクスト【緑緑】を見てようやく「!」となる)。
録画画面を戻す前、実際に美希が【緑黄】を積んだところでのネクストぷよの組み合わせを覚えていたからなのか。はたまた千早側に映っているネクストぷよが美希の次の手だと見えていたからなのか。
いずれにしてもこの「気付かせる役目」を千早ではなく真美に振った、というのが私には実に興味深い点。これがあるからこそ、真美には「観察力」が備わっている、と言いたくなったと言っても過言ではない。



この「観察力」の高さは上位陣の闘ぷよを見る上で貴重なものだ。
ぷよ譜から組み方を学んだり、「まわし」で勝てる局面が増えたり、或いはゲームを始める前から少しでも優位に立とうとあえて1P側に座ってみる、とかもあるかも知れない。(同時に連鎖が完成した場合、2P側のほうが少しだけ早くおじゃまぷよが降るため)
これらが積み重なると真美は亜美より先に1つ上の強さを身につけるのでは?という差別化した成長フラグと捉えるのは些か早計かも知れない。実際のところ、2人はいつも一緒にぷよの研究をしてるので片方が成長したらそれを吸収するようにもう一方も…、というのが双子の描写として適当ではあるので。



かませデュオや驚いてばかりのガヤとしての扱いが目立つ亜美真美ではありますが、根底ではきっちりと使い分けた描写がなされていますよ、ということが書きたかったのであります。
いや、うちも含めて千早や美希や小鳥といった派手な扱いが目立つほう目立つほうにばかり光が当たるのでたまには双子にもスポットライトを、と思いましてな…。


頑張れ亜美真美。負けるな亜美真美


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長くなったついでにもう1つ。
最新話で大きくクローズアップされた「運」の要素。



回想シーン以外にも実はひっそりと、誰も気付かぬうちに「運」次第で勝ったり負けたりしちゃうんだよ、という描写がなされていたのを皆さんお気付きでしょうか?


(Part2。小鳥さん初めての敗北も運によりもたらされたものであったが…)



それがこちら。




そう!やよいの『バーサーカー』!!


まさに運頼み!!
連鎖が起きたら勝ち!!
起きなきゃ負け!!


ぷよぷよランク報告で頻繁に入れ替わりを繰り返している伊織とやよい。話の本筋から外れたところでひっそりとぷよぷよバトルを繰り返していることが想像されますが、その結果はまさに運次第。
実力的にはとりあえず3連鎖が組めるようになっている伊織のほうが上でしょうが、運が悪ければ初心者も初心者なやよいに負け続けてしまう…。上位陣の人外魔境な闘ぷよとは比べ物にはなりませんが、これも立派な「運」による結果なのです。



…つーか、こんなとこまで伏線かよ!と深読みする私も私だなw



でも、やっぱり「運」は勝負を左右するほどに大事なのですよ。
6分の1の「当たり」を引いたり、土壇場になってあえて捨てていた「初手4色」が来たり…ね。
千早にあの場面で「初手4色」が来てしまったこと。
それは直前に勝ち数を意識してしまったがために舞い降りた「不運」なのかも知れませんね。