動画紹介ではありません

最近のニコマス系ブログや皆さんの20選選定作品をだらだらと見ていて頭に浮かんだことをだらーっと書いてくエントリです。
そういうのに興味ない人はスルーでおkです。



・ノベマスのテキスト表示について。
個人的にはやはりストP、ペドP形式はニコマスである限り揺るがない最強の表示方法だと思っている。なぜならば「ニコニコ動画上で見られること」を前提にして作るならば、あれ以上最適なものがないからである。
ニコニコ動画でコメントを打つと、コメント弾幕のような箇所でない限り基本的に動画の上方部につくのは周知の通り。下へコメントを流すにはコマンドを使うしかない。しかし大抵の視聴者層はコマンドを使うことはめったにしない。せいぜい色変えくらいなものでみんな「下に流すと邪魔になる」と分かっているからである。
ということは、動画下部にメッセージウィンドウを設け、そこに文章を表示することはニコニコ動画において至極理に適ったことなのである。
ノベル形式のテキスト表示方法ではどうしても動画の上方部から表示していかなくてはいけないため、コメントでテキストが読み辛くなることがままある。そうなるとコメント非表示にして見たり、目を凝らしてテキストを追ったりするのであるが、それは普通のメッセージウィンドウ形式の動画を見るより疲労するハズである。ただでさえ動画時間が長くなりがちなノベマス作品において視聴者の負担を軽減するという利点があるのだ。
もう1つ付け加えるなら、ストP、ペドPのウィンドウ形式には動画を3つのゾーンに分ける効果もあると言える。すなわち、上部のコメントゾーンと下部のテキストゾーン、そして立ち絵が表示される中央のゾーンである。これら3つが視覚的に上手くバランスされているとは言えないだろうか。
まず、中央の立ち絵はコメントに埋まることもあるが一瞬だけ目が追えればすぐに視覚情報として処理される。次に下部のテキストを目で追いつつ、上に流れてくるコメントをチェックする。コメントは短い文章がほとんどなので例えば「wwwww」や「おいおいw」といったツッコミ、「どうなるんだ」「これは予想外」といった驚き、他、同意や感動、お約束といった種類が判別できればそれほど長く目で追う必要はない。
上部、中央部を流し見しつつ、視覚情報の大部分はウィンドウに表示されるテキストを読み進める。この時、「左から右へ」と表示されるテキストを「右から左へ」と流れてくるコメントに(ほとんどの場合)邪魔されずにじっくり読むことが出来る。情報処理の中断が少なく長い時間見ることによる疲労の軽減が図れるのだ。
こうしたことが私が「ニコニコ動画上で最強の表示方法」と考える所以である。
勿論、ノベル形式のノベマスにだって名作傑作はある。パッと思いつくだけでもにわPだった陽一Pだったり、シネ☆MAD 2ndの「765〜封鎖された渋谷で〜」だったり。しかしそれらは卓越した構成力だったり文章力だったり。やはり他のPとは明らかに違う強烈な個性やインパクトあってこそ。「差別化を図りたいから」という理由だけで安易にノベル形式に手を出すことはオススメしたくはない。

ちなみに架空戦記系にはミックス元のゲームの表示方法をそのまま使うことによって文章や顔グラが上部のウィンドウに表示されたりもしている。この場合もテキストを読むにはそれほど適しているとは言えないが、「元のゲームの雰囲気を味わえる」という点で読みにくさがいくらか軽減されているものと思われる。
また、「1週目はコメ無しで」という層も架空戦記系では他より多い傾向にあるのも見逃せない。展開の予測コメでネタバレを防止するためとも思われるが、これが結果的に「1週目で読んだテキストを脳内再生で補間しつつコメ有りの2週目」という理想的な循環を生んでいるのかも知れない。
…ホントは2週もすれば結構目や頭は疲れるハズなんだけどねw



・20選の話
他の人のブログ、マイリスを巡回していくと色々発見出来て面白いですなぁ。
メイPシラカワPわかむらPかよーPもう、ダメPなどは名作への分散傾向が見事に目立っていたり、逆にまんまPタクヲP南部P少年P辺りは一極集中っぷりが半端なく目立っていたり、やっぱり機能美P人気だなぁでもノリスケPversusPOGOP辺りも選出率高いぞと思ってみたり、ぷげPのエージェントじゃなくSP動画のほうに投票する人意外に見かけたり、新作補正で入れ替わってるなぁという人の悲喜こもごもが味わえたり、G様PはMMDと昭和の日で結構別れて面白いなぁと思ったり、弓削Pは決勝で固定されてる半面鱈Pは1話6話8話で見事にバラけるなぁと面白く思ったり、矢夜雨PとかしちやんPとかPでっぶるPとか迷漏会計Pとか選ぶ人は選定苦労したろうなぁと思いを馳せたり、手描き系は傭兵P最強かと思いきや別にそんなこともなかったり、むしろ柏城Pは作品バラけてるけど一番見かけてるんじゃね?と思ったり、タケミツPの人気っぷりが何故か嬉しく思えてきたり、デボPは結構バラけるもんなんだなぁと皆のセンスにうなったり、カレーPがどこいっても鼻くそだったり、「M@STER TRAXX」がちゃんと票集めてて1人ほくそ笑んだり、車屋さんを結構見かけてみんな分かってるなとうんうん頷いたり、しまったアレ忘れてたあああああと1人落ち込んでみたり。


まぁ、素晴らしき時間泥棒だということです。
集計人以外は巡回するのをオススメしません。結果発表と誰かがやってくれるであろうその他纏め動画を待ちましょう。



・効率的に嫌われる
全面的に賛成です。
車も万人に好かれる車より100人いて85人ぐらいは好き、15人はここの欠点が気になってイヤだ、というほうが後に名車と言われるようになるものです。適当ですけど。



・ノカデミー賞(仮)
参加してみたいんですが、集計期間内に完結した作品が2、3しか浮かばない時点で終わってるくさい。あれか、ごみゅますからズララっと並べるか。
…ああ、架空戦記でもいいのか。でも架空戦記で完結した作品って大抵俺が追ってないやつなのよね…。あとまぁ、支援感謝賞って歪氏に集中しないかしら?作り手側じゃない外部から見ると1枚の絵を見るだけで使ってると分かるので投票しやすいのよね。参加するなら私も入れるし。


しかしシリーズものをキレイに完結させるのはホントに難しいよね。
ラストまでのキレイなプロットが仕上がってるならまだしも、視聴者の反応を見て内容に修正を加えていく人だと地獄の苦しみを味わうんだろうな…



・いい機会なのでぷよm@sについて少し
常日頃思ってることとして「鱈Pは視聴者をキレイに騙すウソをつくのがホントに上手だ」ということ。動画を見てると春香や美希や千早が実際にプレイしてるかのように感じますけどあれって鱈Pたち本人がプレイしてるにすぎないんですよね。でも動画を見始めるとそんなことは一切気にならなくなってしまう。見る側の我々はそこに至るまでの展開で「765プロのアイドルがぷよぷよをプレイしている」とすっかり騙されているのです。
聞けばあの燃える闘ぷよシーンの数々はシナリオが全部用意されてるのかと思ったら、ぷよシーンの撮影の結果によって決まるほうが多いとのこと。(いや、半々だったかな…)ぷよの結果によってシナリオに修正を加えたりしつつも視聴者にはそんなことを微塵も感じさせない…なんて優秀なシナリオライターなんだ。
更にあの優秀すぎる画面構成によって観戦者(視聴者ではない)の視点移動+積んでる側の思考を文章化しつつ、更に見せない片側の積み速度を自由自在に変えられるという(実際にそんなことやってるのかは知りませんが)作る側にとってはこれほど優れた構成は他にあるまいて。そんなものを作り上げてしまった鱈Pはやっぱりスゴイ。
きっとあの画面構成のおかげで我々が騙されている箇所がいくつもあるに違いない。でもそんなことは全くもって気にならない。何故なら我々は鱈Pに騙されるのが快感だから。鱈Pに騙されることによって我々は765プロアイドルの燃える闘ぷよをいくつもいくつも見ることが出来るのである。
最新話の展開は最終回が近いかと思わせるような構成だが、そんなことはない。何故ならぷよm@sはまだまだ続くからである。そして視聴者はまた騙され面白い面白いと何度も何度も書くことになるのである。それはとても素晴らしいことではないか。


………以下、反転文章で次の話に関する貴重なネタバレ↓
スルーする方は余白を迂闊にドラッグしないこと。



【ぷよm@s制作日記】美希がすごすぎて小鳥さんが壊れた。



はぁ、楽しみすぎる…