今、最も「熱い」ノベマス

と、個人的に勝手に思ってるのが「ぷよm@s」シリーズです。
最新作はこちら。

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ノベマスとは「NovelsM@ster」のことで、アイマスのキャラを使って日常やifストーリーなどを展開させていく2次創作小説のMAD…といったほうが分かりやすいでしょうか。
最近はすいぎんP作の紙芝居クリエーターという便利なツールがあることもあって、ゲームからのキャプチャ環境がないPがこのスタイルでニコマスデビューしていくというのが多く見受けられます。

この「ぷよm@s」作者の介党鱈Pもそんなニコマスデビュー組の1人なのですが、彼がストーリーの題材に据えたのはなんとSFC版初代ぷよぷよ!(す〜ぱ〜ぷよぷよ
小鳥さんが事務所に持ち込んだ初代ぷよぷよがいつしか765プロアイドル内のブームとなり、とあることを賭けて事務所内ぷよぷよバトルへと発展していくのですが…

このストーリー展開がまた絶妙!
そして初代ぷよぷよはここまで奥の深い駆け引きを堪能できるゲームだったのか!と驚かされることばかりなのです。

例えばこの場面

事務所内でも拮抗した実力を持つ(という設定の)春香と美希の5本先取勝負序盤。

2人が同時に2連鎖を起爆したこのシーン。
「同時に2連鎖」という単語を聞いただけでまずぷよをやったことある人は「相殺」(相手と自分に落ちるはずのおじゃまぷよが消滅する)を思い浮かべると思いますが、初代ぷよには「相殺」システムがありません。よって、この後互いに消したおじゃまぷよがそのまま降ってくるわけです。

更に「2連鎖」という単語だけではこの後も戦いが続くと思われがちですが、この連鎖が終わった数秒後に勝負は決着。次戦に移ります。
そう、上の画像のぷよが消えた時点で互いに自分の画面が埋まるだけのおじゃまぷよが降ってくるのです。たった「2連鎖」で。

そしてもう1つ。この先も2人はこの「致死2連鎖」を積み上げ戦っていくわけですが、とある法則により相手に降らせるおじゃまぷよの量を事前に予測できることが発覚したあと、2人の同時発動の均衡が崩れ…!?
この先は動画を見てお楽しみ下さい。

先の読めない展開、制約の多い初代ぷよでの手に汗握るバトル、そしてゲーメストベーマガといったおっさんホイホイ(笑)文章に所謂「草が生えて」いたりするので少し読み手を選ぶところはあるでしょうが、ぷよとアイマスを知っている人なら文句なく楽しめる作品だと断言できます。

1月から始まったばかりのシリーズということでまだ作品は6話。今から追いかけてリアルタイムに継続視聴してみるのはいかがでしょう?

作者マイリスはこちら【ニコニコ動画】ぷよm@s


しかし、これがニコマスPデビュー作とは恐ろしい才能です…w