ノベマスの金字塔ですわ…

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動画合計時間2時間半、見終わりました。









素晴らしかった。
良質の小説前後編か、はたまた劇場版長編ドラマか。


4本の動画を見続けた時間は決して無駄にはなりませんでした。
展開は王道、文章も陽一Pならではの中2病的セリフ回し全開。劇中BGMの選曲もベタベタすぎるぐらいです。
しかしそれら全てが気持ちいい。
私は文句をつける気になれません。






ニコ動でありながらコメントを全て消して見続けるというのは異例のことかも知れません。
でも、それだけのことをしてでもこの世界にどっぷりハマって余計な事を考えずに見て欲しいです。




最後にはベタベタすぎるぐらいの感動が待ち受けていますから。

今、最も「熱い」ノベマス

と、個人的に勝手に思ってるのが「ぷよm@s」シリーズです。
最新作はこちら。

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ノベマスとは「NovelsM@ster」のことで、アイマスのキャラを使って日常やifストーリーなどを展開させていく2次創作小説のMAD…といったほうが分かりやすいでしょうか。
最近はすいぎんP作の紙芝居クリエーターという便利なツールがあることもあって、ゲームからのキャプチャ環境がないPがこのスタイルでニコマスデビューしていくというのが多く見受けられます。

この「ぷよm@s」作者の介党鱈Pもそんなニコマスデビュー組の1人なのですが、彼がストーリーの題材に据えたのはなんとSFC版初代ぷよぷよ!(す〜ぱ〜ぷよぷよ
小鳥さんが事務所に持ち込んだ初代ぷよぷよがいつしか765プロアイドル内のブームとなり、とあることを賭けて事務所内ぷよぷよバトルへと発展していくのですが…

このストーリー展開がまた絶妙!
そして初代ぷよぷよはここまで奥の深い駆け引きを堪能できるゲームだったのか!と驚かされることばかりなのです。

例えばこの場面

事務所内でも拮抗した実力を持つ(という設定の)春香と美希の5本先取勝負序盤。

2人が同時に2連鎖を起爆したこのシーン。
「同時に2連鎖」という単語を聞いただけでまずぷよをやったことある人は「相殺」(相手と自分に落ちるはずのおじゃまぷよが消滅する)を思い浮かべると思いますが、初代ぷよには「相殺」システムがありません。よって、この後互いに消したおじゃまぷよがそのまま降ってくるわけです。

更に「2連鎖」という単語だけではこの後も戦いが続くと思われがちですが、この連鎖が終わった数秒後に勝負は決着。次戦に移ります。
そう、上の画像のぷよが消えた時点で互いに自分の画面が埋まるだけのおじゃまぷよが降ってくるのです。たった「2連鎖」で。

そしてもう1つ。この先も2人はこの「致死2連鎖」を積み上げ戦っていくわけですが、とある法則により相手に降らせるおじゃまぷよの量を事前に予測できることが発覚したあと、2人の同時発動の均衡が崩れ…!?
この先は動画を見てお楽しみ下さい。

先の読めない展開、制約の多い初代ぷよでの手に汗握るバトル、そしてゲーメストベーマガといったおっさんホイホイ(笑)文章に所謂「草が生えて」いたりするので少し読み手を選ぶところはあるでしょうが、ぷよとアイマスを知っている人なら文句なく楽しめる作品だと断言できます。

1月から始まったばかりのシリーズということでまだ作品は6話。今から追いかけてリアルタイムに継続視聴してみるのはいかがでしょう?

作者マイリスはこちら【ニコニコ動画】ぷよm@s


しかし、これがニコマスPデビュー作とは恐ろしい才能です…w

ノベマスと言えば

先ごろ開催されたシネ☆MAD2nd。
PV系作者と架空戦記やノベマス系の作者がタッグ、チームを組んで新たな表現を作り出そう!という意欲的なこの企画。

ニコニコ大百科「シネ☆MAD2nd」

惜しくも公開できなかった作品(アイマスエストⅣのておくれPということで私も楽しみにしてたのですが…)もありましたが、大盛況のうちに終了となりました。CMで組み合わせを見た時から凄まじい企画力だと思いましたが…いやはや、半端ないクオリティの作品ばかりなようでw



え?ああ、私は今視聴の途中でして…w
だって、SPのプロデュースの仕事があるんだもん!(最悪だ)


一番ボリュームのある陽一P、kakaoP、947daPの「Abyss in Heaven」をPart3までこぎつけまして、期待を裏切らないオーキドP、木曜洋画劇場Pの「天空のみきまこ」で大爆笑、そしてこの

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「765〜封鎖された渋谷で〜」のOPを繰り返し見ている、という状態ですw


このOP、てっきり元になったゲーム「428」のOPそのままのパロディかと思ったら。
空撮画像にまで手を加えるわエフェクトばりばりの登場人物紹介になってるだわでまるっきり別物と言ってもいい凄まじさじゃないですか!wこんなところにまで手をかけなくてもいいじゃないですかw
まぁ、誰が言い出すともなくこういうことをやっちゃうのがニコマスPの怖いところなんでしょうね…w


そして肝心の本編ですが、これがまた選択肢こそありませんがサウンドノベルそのものと言ってもいいほどの素晴らしい出来!

渋谷の街でわざわざ背景を撮り下ろしまでしてきたという気合の入れっぷりもどこか間違ってる気もしますが(笑)その甲斐あってかまるで違和感なく渋谷の街に溶け込むキャラクター達。
ストーリーが進むにつれ、渋谷の街を駆け回るアイドルやP達の姿が手に取るように…って、このウザイPは蹴り飛ばしちゃってもいいよねwww空気嫁www

と、コメントしたくなっちゃうほどの皆の一体感(笑)とりあえずゲストさんは頑張りすぎだと思うんだ、うんw


そうそう、動画の再生時間を見て「あれ?」と思う人もいるかも知れませんがこの作品は動画の最後まで行くとジャンプ機能が働いて次の場面へと誘導してくれます。
まるでゲーム中でザッピングを行ったようにも思えて上手くニコ動の機能を生かしてるな〜、と感心しましたよ。おかげでオチまでどれくらいかかるのかも分かりにくくなってますから余計期待しちゃったりもして。


次回の開催があるかはまだ分かりませんが、これは次も期待したくなっちゃうお祭りですね。
そしてここで得られた新しい表現を用いてまた新たなニコマス名作動画が生まれ出て来ることを期待しちゃうのでした。