春香-勇者-閣下 そしてルビス様(アイマスクエスト 109話)

・ておくれP

【ニコニコ動画】アイマスクエストⅣ 109話 第八章13「ルビスの涙」


…………ああ。


と、嘆息するしかなかった閣下の過去。そして春香に課せられた役割。
これは辛い。辛すぎる。



ルビス様の口から語られた話を纏めますに、元々はドラクエ3世界の女勇者であった閣下→大魔王を倒すも一番近くで呪いの予言を受けてしまう→大魔王の呪いが果たされないように天に登る道も肉体も捨て、精神のみの存在となって歴代の勇者と共に戦う閣下→徐々に強まる闇の力を元から絶つべく魔の知識を得るために魔界に入った賢者エスタークに寄り添う→進化の秘法をもってついに闇を操る手段に辿り着くも、そこで大魔王の呪いが発現。闇に侵食されはじめついには…、ということのようで。



魔物を全て消し去ろうとしながらも闇の属性と力を奮っていた理由がこれだったのかと。
元賢者でありながら勇者の呪文を使いこなしピサロも相手にせぬ剣技で圧倒した訳もこれで説明がなされましたね。
そして進化の秘法に手を出す者全てを許さなかったあの態度は自分と同じ道を歩ませないようにするため、か…。
闇の力を行使しあれほど皆に恐れられながらも、元勇者として未だに変わらぬ信念を持ち続けていたのだなぁ…。もっとも、過去にギリギリのところで封印されたことからも分かるようにその身は大魔王になってしまう一歩手前という危うい状態なのは変わらないことなのですが…。
閣下もそれが分かっていたからこそ春香に自分を消せる光を使ってもいいのよ、と伝えていたのでしょうな。そして閣下が眠り、過去の体験を夢として見たことで春香もその行為の重みをこれまで以上に辛く感じているこの状況…。いかに勇者たちの思いを受け継ぐためとはいえ、これは辛すぎる。なんという板挟み状態。
ルビス様も酷な事をなされるものよ…、と思っていたらあちらもあちらで切羽詰っていたのですな。HP10って一時期のあずささんよりひでぇや…。



「勇者が生まれない世界」という閣下の願いを叶えるためには閣下に消えてもらうしかない。そのための最後の決断を春香は下せるのか否か?ああ、何とも複雑な待ち遠しさですのぅ…。正直なところ、ようやくみんなの元に戻ってきた美希の無事を喜ぶ心の余裕が今はないですわー。起きた時にどういう反応を見せるのか、とかは気になるんですけどね。



しかし、ここのところ春香はやよいと、千早は雪歩とがっつり絡みまくっていただけに久々の春香と千早のシリアスな会話は私にとってはこう、何か、凄い嬉しい場面であったことは言うまでもないですかね。ああして心の内を包み隠さず話せる仲、という場面はやっぱりはるちはでなきゃいかんのですよ、うんうん。
ておくれPは「ここではこう来て欲しい!」という抑えどころも外さない安心感があるのですよ。だから消える運命にある閣下についてもきっと何か…!という希望を私はまだ諦めてませんからねー!